徳島新聞 夕刊(2007年11月9日付)
徳島新聞の夕刊に、徳島県においてオーダーメード製品を提供している企業として、ソファの大久保椅子製作所様、ステンレスアートの斉藤鉄工所様とともに私たちC3(シースリー)が取り上げられました。
オーダーメイド 自分だけの一品を
店で商品を気に入って買ってはみたものの、いざ使うときにデザインやサイズなどに不満を漏らした経験は誰しもあるのでは。
そんな悩みを解消してくれるのが、顧客の要望を聞いて最適な商品を提供してくれるオーダーメイド。徳島県内で提供されているオーダーメイド製品の一部を紹介する。
(経済部・平田潤)
男性用靴 数万の組み合わせ選択
男性用の靴のオーダーメイドを手掛けているのはC3(徳島市吉野本町六)。
「靴は既製品の中から選ぶのが普通と思うが、足の形は一人一人全く違っている。自分の足の形に合わせた靴を一度履いてほしい」と、代表の西村武志さんは訴える。
足の長さ、甲の高さを片足ずつ測り、その足のサイズに最も近いゲージ靴と呼ばれる仮靴で履き心地を確かめてもらう。「人の体は左右対称ではないので、足の長さや甲の高さが左右で大きく異なる場合もある。オーダーメードならば片足ずつその人にぴったり合ったものを作ることができる」
サイズを測定した後はデザイン選び。革靴、スニーカー、ブーツを基礎に、つま先の形状やひもの有無など、計52種類の中から好みのデザインを選ぶ。革靴の場合で見ると外側の革は約50種類。これに靴の裏地の色やソール(底)の厚さ、種類なども選択し、数万の組み合わせの中から一足を作る。顧客の要望や足のサイズを有名メーカーの靴製造を手掛ける山形県の工場に届け、約1ヵ月かけて完成させる。
昨年12月にサービスを開始し、インターネットでの注文も受け付けている。口コミなどを通じて利用者が増え、県内だけでなく福岡県などから来店して購入する人もいるという。価格は革靴が3万2千円から、ブーツは3万6千円から(すべて税抜き)。
西村代表は「オーダーメードの靴というと敷居が高く、縁がないと思っている人もいると思う。しかし、毎日身につける物だからこそ、体にフィットしたものがいい。他店にはない自分だけの一品を楽しんでほしい」と話している。問い合わせは<電088-623-9328>。
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